現代社会では、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、ストレスなどによって、心身のバランスが崩れやすくなっています。その結果として、不眠や頭痛、疲労感、肩こり、胃腸の不調など、さまざまな症状があらわれることが少なくありません。これらは自律神経の乱れが大きく関わっていると言われています。
東洋医学と自律神経
東洋医学では「気・血・水」の流れや「陰陽五行論」を基礎に、体内のバランスを整えることで自然治癒力を高める考え方が特徴です。自律神経は、自らコントロールできない内臓や血管、腺などの働きを調節する役割を担っており、東洋医学の視点と深く結びついています。
誰にでも起こりうる自律神経の乱れ
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」がバランスを取りながら働いています。しかし、ストレスや不規則な生活習慣が続くと、どちらか一方が優位になりすぎてしまい、体調不良を引き起こします。特に現代人は交感神経が過剰に働きやすく、緊張状態から抜け出せない方が増えています。
東洋医学の基本的考え方
東洋医学では、体を貫く「経絡（けいらく）」という道があり、経絡上にある「ツボ（経穴）」を刺激することで気血の巡りを調整します。気の滞りは自律神経のアンバランスと対応しており、ツボ刺激により全身の調和を図ることが可能です。
ツボと経絡から見るアプローチ
自律神経調整に用いられる代表的なツボとして、「合谷（ごうこく）」「太衝（たいしょう）」「内関（ないかん）」などがあります。これらを刺激することで、過剰な交感神経活動を抑え、副交感神経を優位にする効果が期待できます。
鍼灸がもたらす効果
鍼灸は、細い鍼を用いて皮膚や筋肉の深部に刺激を与えることで、神経系や免疫系、ホルモン分泌など多方面に働きかけます。自律神経の乱れに対しては、以下のような効果が挙げられます。
血流改善と鎮静作用
鍼を刺入すると局所的に血管が拡張し、血流が促進されます。同時に、痛みを抑える脳内物質が分泌されることで、筋肉の緊張が和らぎ、心身ともにリラックスしやすくなります。
ホルモン分泌の調整
鍼刺激は、自律神経を通じて脳下垂体や副腎などへも影響を及ぼします。ストレスホルモンのコルチゾール分泌を抑制し、セロトニンやエンドルフィンなどの快感ホルモンを増やすことで、情緒の安定や免疫力向上に寄与します。
リラックス効果とストレス緩和
鍼灸によって副交感神経の働きが強まると、深い呼吸が促され、心拍数や血圧が低下します。これにより、慢性的な緊張状態や不安感が軽減され、安眠効果も期待できます。
施術の流れと事例
当院では、初回時にしっかりとカウンセリングを行い、体調や生活習慣を詳しくお伺いしたうえで施術プランを立てます。以下に代表的な流れと事例をご紹介します。
初診からの流れ
①カウンセリング：症状や悩みを詳細にお聞きします。②ツボ選定と施術：効果的な経絡上のツボに鍼灸とマッサージを組み合わせてアプローチ。③アフターケア：セルフケアの指導や次回の施術計画を提案します。
代表的なケーススタディ
・頭痛やめまい：首肩周りの経絡を中心に刺激し、数回の施術で症状が安定。・不眠：心包経や肝経のツボを組み合わせてホルモンバランスを整え、睡眠の質が向上。・慢性肩こり：筋膜リリースと鍼灸を併用し、再発しにくい体作りを実現。
施術を受ける際の注意点
施術前後はできるだけゆったりと過ごし、飲酒や激しい運動は控えてください。また、体調に変化を感じた場合はすぐにお知らせいただくことで、安全かつ効果的な施術が可能です。
青空堂が選ばれる理由
青空堂はりきゅうマッサージ院では、心身のバランスを根本から整える東洋医学の理論を大切にしながら、患者様一人ひとりに合ったオーダーメイド施術を提供しています。
隠れ家的プライベート空間
大通りから少し奥まった静かな場所にあり、完全予約制で他の方と顔を合わせることなくリラックスしてお過ごしいただけます。
国家資格を持つ夫婦施術者
鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の国家資格を持つ夫婦が、丁寧なカウンセリングと安全・確実な技術で施術を行います。
丁寧なカウンセリングとオーダーメイド施術
痛みや不調の原因を見極め、一人ひとりの体質や生活習慣に合わせた最適な治療プランを提案し、根本改善を目指します。
まとめ
東洋医学の鍼灸は、自律神経のバランスを調整し、ストレス緩和や血行促進、ホルモン分泌の調整など多方面に働きかけます。現代人が抱えやすい心身の不調に対し、自然治癒力を高めながら根本改善を目指せる点が大きな魅力です。
心と体の両方を整えたい方は、ぜひ鍼灸を一度お試しください。青空堂はりきゅうマッサージ院で、皆様の健康と笑顔をサポートいたします。
